Démarche Artistique

Eriko Matsuda 2018
Eriko Matsuda 2018

墨絵 Peinture l'encre de chine

Notre terre et notre corps sont composé d'eau à 80%, de la même manière ma peintre reposé sur les création par l'eau.

 

J'utilise l'encre de chine et son matériel adapté mais d'une matériel différente de la calligraphie traditionnelle.

Sur du papier aquarelle humidifié, chaque point d'encre que j'applique

se dédouble au contact de l'eau, formant des ramifications étranges et familières à la fois: un système cellulaire , du lierre mort sur un tronc ,

un récif corallien foisonnant de vie.

 

Les possibilités d'interprétation semblent infinies.

Je souffle sur l'encre ,je rajoute de l'eau et je laisse mon pinceau de Bambou suggérer des univers et des formes.

 

 

地球の80%、そして私達の体内の80%を取り巻く水分。

私の絵画もまた、そのかけがえのない水から生まれるものです。

水を含ませた水彩紙に墨を垂らしこむことでできる像から生命体を出現させて

ゆきます。

偶然に、時に意図的に墨を拭き取ったり、伸ばしたり、風に当てたり、

更に水を垂らしたり・・・

その紙上の像は水分によってまるで生きているように変化してゆきます。

 

その技法を用い道端に生息する草木をモチーフに、それらが時とともに変容

してゆく様、メタモルフォーゼに焦点を当て、地球に見立てた紙上で再現して

ゆきます。

 


La Thème

Eriko Matsuda 2015 *collection privée
Eriko Matsuda 2015 *collection privée

 

 

"La Métamorphose"

               est mon thème favori.

 

Nous le constatons chaque jour, près de chez nous, dans la rue des plantes, des mousses et des lichens grandissant rapidement, prennent des formes singulières

et se reconstituent au fil des jours et des saisons.

 

Dans mes ouvrages je reproduis ce mouvement cette métamorphose. 

テーマとなるもの》

 

私が自然を描く時、その対象となるものは誰もが簡単に目にすることのできる、道すがらで出会えるものです。

それは放って置けば、ぐんぐんと増殖する雑草や野草などの植物だったり、

苔などの菌類といったささやかな自然です。

そこには一言で生命力というだけでなく、「なぜかそうなってしまった」という無防備な美を見出すことができるからです。毎日通る道すがらではその生命の

変化を観察することができます。

まるで桜の開花後の4月中旬のような、生まれてからみるみるうちに変化して

ゆく赤ん坊のような春夏の季節と、また開花後の朽ちてゆく姿や、もしくは

そこから種をつける姿にたとえられる秋冬。

それらは時と共に更に形を変えながら繰り返してゆきます。

 

私の作品では、それらの過程メタモルフォーゼ(生命体における変容)を

焦点に制作しています。

 

 


La technique

Eriko Matsuda 2014
Eriko Matsuda 2014
 
Je met de l'eau sur du papier blanc, je dépose des figure d'encre ,
elle bougent comme des êtres vivants.
Il y a la technique "sans retouche" et il y a la technique "imitation
des phénomènes naturels".
Je "frappe"   l'eau sur papier, comme la pluie sur notre terre
avec le vent. 
Je sèche les "figures d'encre ",elles s'étendent, obéissant à
une logique mystérieuse et par faite,
naturellement connecté à la "vraie nature".
En fin avec stylo de bambou et métallique, je souligne
des nouvelles formes, je rejoute de fines lignes :"mes lignes nature".

《技法について》

 

その世界を表現するために、できるだけごまかしの効かない線で描いてゆく

表現を選びました。

まっさらな水彩紙に水を含ませ、その上に漆黒の墨で色の濃度を変えながら

垂らしてゆきます。

その方法は描く題材によって多少異なってゆきますが、あらかじめ私の脳裏に

浮かんだイメージに近づけてゆくものと、その垂らし込んだ形態から発想して

ゆく2通りの方法です。

そこから偶然に、また意図的に墨を拭き取ったり、伸ばしてゆきます。

その紙の上で黒い墨の像は混ざった水分によって、まるで生きているかの様に

変化してゆきます。

更にそこに風に当て乾かしたり、霧吹きで再び水を吹き付けてゆきます。

その行為を通じて、私は地球に見立てた紙の上で湿地を作り、土を耕し、

風を吹かせ、雨を降らせると言った自然現象を再現しているのです。

その地盤を固めた後、ようやく描くということで作品の形が明確になって

ゆきます。

筆の他に竹ペンや、カリグラフィー用の金属のつけペンを使用しているのは、

まるで文字を書いているように、自分の癖とも言える無意識な線を出すため

です。水を含んだ線は薄くぼけて、時に消えてしまいますが、その中で強い

意志を持って引いた線のみが強く残ります。

そして紙上に走らせる線は私の個性となりまた新たな自然を生み出す事が

できるのです。

それは自ずと「なぜかそうなってしまった」世界へとつながってゆきます。

 

 


Le chois de noir et blanc

Eriko Matsuda 2014
Eriko Matsuda 2014
 
le noir es le couleur ,la plus fort.
le noir et blanc offre des possibilités d'interprétation infinies.
Il nous permet de sublimer la réalité par notre imagination.
Je ne connaît pas les couleurs du contre jour.
je peux les imaginer librement, j'aime cette liberté à mes yeux,
elle est plus important que plus éclatante que la réalité.

《私の選んだ色》

 

黒という色は、色彩の中では最後の色です。というのも最も濃い色、すべてを

吸収してしまう色であるからでしょうか?しかし私にとって黒は、無限の可能性を秘めた色に思えてなりません。

私は散歩をしている時、不意に風景がモノクロームに見えることがあります。

実際そこにはたくさんの色が存在していますが、背景である空の明るさが強すぎて、その前方にある対象の色が消えてしまう、いわゆる逆光という現象です。

逆光を受けた対象物は、より象徴的に私達の目に迫ってきます。

黒は白い紙上に描くことで、描いたものを何よりも強調させる力があります。

私の作品において、墨の黒は水と混ざることで黒→灰色に変化し、モノクロームの世界を作り出してゆきます。

そしてその世界は、私達に潜在的に様々な色を想像させ、その色は見る人個々が作り出すことは言うまでもありません。

そこでまた唯一無二の風景となってゆくのです。