"Fragment de réalité"
En utilisant un miroir d'apparence brisé ,qui mélange les différentes facettes
d'un paysage familier, j'espère inviter la personne qui regarde à découvrir
de nouvelles perspectives ,de nouveaux points de vue.
La réalité ainsi fragmentée par la réflexion du miroir se révèle de façon
originale poétique et nous la regardons différemment ,intensément.
*Démarche Artistique
『切り取られた風景』
自分で自分自身を確認できる手段は鏡に中の自分である。
しかしそこに映る自分自身が本当に私わたしであるということをどう知り得ようか?
映し出される対象物は表面的な事実である。
故に他人に撮られた自分はその鏡の中の私とは何かが異なる。
更に不思議なことに撮影者によって更に異なる。
他人の目を通した瞬の自分は明らかに私の知る私ではない。
ところで合わせ鏡の奥の奥に、自分の死に顔が映るというらしいが、
そんな疑問を持った当時二十代前半だった私はあらゆる存在の本質を知りたかった。
だから鏡に映る私に焦点を当て制作を始めた。
そこで存在する対象を映す鏡、一枚隔てたなにかの先に視点を置き、
まるで割れた様に加工した鏡を数枚作り、重ねた。
見つめる先にはガラスの断片のみ
何一つ確かなものを得られない。
時が流れ三十代に差し掛かる頃、ようやく最後の一枚に加工なしの鏡を配して
再び自分に問う
果たしてそこに何が映るのか?
これこそ正に自己追求の為に制作した作品だが、それはやがて世界の様々な場所を映すインスタレーションへと変わっていった。
"Cut out view/ fragments réalité"
真実の断片